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パーソナルトレーニングの初期段階

スポーツ選手がパーソナルトレーニングによって、トレーナーから指導を受けると様々な点がクリアになってきます。運動技術を習得するのに3つの段階があり、この段階から運動心理学などの技術が生かされているといえます。まずこれらの初期段階では、運動の課題や目標を達成する方法について考えながら実行することです。これはサッカーの技術上達であれば、ボールをどの位置にあるとうまく蹴ることができるのか、パスの強さや相手との位置なども経験によって理解をする段階になります。モーションを細かくわけることによって、ひとつのことに意識を集中させるとできるようになってきます。反対にたくさんのところに意識を集中させてしまうと、できる動きもできなくなり「うまくできない」という気持ちになってしまうと、サッカーを続けることを諦めてしまいます。パーソナルトレーニングの基本としては「個別性の原則」が当てはまりますので、上手に蹴ることができる人とできない人ではトレーニング内容が違うということです。あらゆる動きを頭で理解をするには、その前段階も必要となるので意識を向けたトレーニングはとても重要といえます。特にお手本を見せてもらったりトップアスリートの動画などを見ると、マネをしようとして努力をするようになります。これも上達するには必要な条件でもあり人から言われないでも上達する人には、まさに自分で努力をする意識をもっていることが多いです。自分で努力をする意識が低い人ほどパーソナルトレーニングを受けることによって、自分に何が足りないのかを自覚できるようになり、多くのスキルと一緒に成長することができます。新しい技術を体得したばかりの頃は複数のチェックポイントを設けて、言葉にして練習するのは非常に効果的だといわれています。そのためにチェックポイントを見逃したり、言葉にできない場合には最初から何度もプログラムをやり直すという覚悟も必要です。

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